海企画第3弾「蒲郡市。竹島へのバス旅行」を開催しました!

「ほっとくらぶ」では、長野県人あこがれの海を目指す貸し切りバス旅行を距離や交通の便、周辺施設などを考慮して選び、毎年開催しています。今年の行き先はゆとりのあるスケジュールとするために愛知県蒲郡市の三河湾 竹島でした。

 

今回の参加者はゲスト12名、スタッフ・ボランティア12名の総勢14名でした。

91日の朝、出発前には台風一過でまだ天気予報は雨マークが消えない中で、朝から雨が強く降っており、ドキドキしながらも、警報はなく傘を持参にて決行となりました

長野県立こども病院を出発したバス(リフト付福祉観光バス)は、乗車後にはバス内でベットに移動して、在宅と同じような状況が作ることができて快適に過ごすことができていました。

途中、駒ヶ岳SAで小休憩をとって、恵那峡SAでは席を確保して下さっていて、無事に昼食のミキサー食を作り、注入することができ、全員で昼食休憩をゆっくりいただき、一路竹島へ。

途中で渋滞に巻き込まれることもなく、2時半には現地に到着しました。

 

雨が心配されたものの、この時点では気配なし。やはり「ほっとくらぶの行くところには好天あり!」です。ホテルに荷物を降ろした後、すぐに目と鼻の先にある竹島まで散策しました。

島と言っても長さ387mの橋で結ばれています。潮風を感じたり、きれいな海を眺めたりしながら島の入口へ。でも、残念ながら島全体が神社の竹島は急峻な地形で、バリアフリー施設がありません。ゲストが利用しているストレッチャー型の車いすでは登れないので、入口で拝んで引き返しました。一方で急な石段を登って神社を訪ね、お参りしてきたスタッフも。

 

ちなみに竹島の神社には開運・安産・縁結びなどの神様がまつられているそうです

ゲストは車いすで竹島入口にある竹島の通拝所である八百富神社に参拝して、神からのパワーをいただきました。

そこから海岸へ移動して、波打ち際にストレッチャーで降りた後、スタッフに抱きかかえられて海水に足をタッチダウン。なんと、海に触れるのは26年間の人生で初めてだったそうです。「ゲストがあきらめていたことを実現する」のは、「ほっとくらぶ」の大切な使命です。記念すべき瞬間に立ち会えたことは、参加者全員の喜びであり、生涯忘れない思い出にもなりました。

宿に戻った後、ゲストは部屋にお風呂が付いた特別室で、海を眺めながら入浴しました。夜は参加者全員がそろって、貸し切りの宴会場でゆっくりと海鮮中心の夕食を堪能しました。

2日目は朝から晴天に恵まれました。バイキングの朝食後、ホテルのすぐ裏手にある竹島水族館へ。日本一小さな水族館で、手作り展示とカピバラが人気という変わった水族館でしたが、朝から大勢でにぎわっていました。

ゆっくり皆が水族館で楽しんだ後、バスで30分移動し、ラグーナテンボスへ。

 

移動中に大雨が降り出したものの、バスが到着する頃には小降りになり、バスを降りる頃にはピタッと止んでしまいました。「ほっとくらぶ伝説」はまだまだ続いています。

ラグーナテンボスはショッピングセンターと、飲食施設、お土産物店、テーマパークが一体化した複合リゾートです。今回は買い物と昼食を楽しむために立ち寄りました。海辺の施設だけにここでも食事の中心メニューは海鮮です。寿司、海鮮丼など、それぞれが好きなものを選んでおなかがいっぱいになりました。

いよいよ旅のエピローグが近づいてきました。

ラグーナテンボスを1時半に出発したバスは、途中、恵那峡SAで小休憩しながら、こども病院を目指します。岐阜・長野県境では集中豪雨に見舞われましたが、病院に近づくにつれて雨雲が消えていきました。こども病院に着いたのは午後5時でした。バスを降りると、蒲郡の蒸し暑さが別世界に感じるような、涼しい秋風が吹いていました。

 

「ほっとくらぶ」晴れ伝説は、日頃頑張っているゲストさんたちへの神様からのご褒美かと思っています。そして心から楽しませてあげたいと願って参加している皆さんのパワーの効き目も大きいと感じています。

 

 

なお、今回の旅行にあたっては「サンプロおひさま基金」の寄付金をバス代に活用させていただきました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。